お 手 玉 |
はぎれで作るかわいい小物 |
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お手玉は、古くはギリシャ神話の時代から世界各国で伝承されています。国によっていろいろな形のお手玉があります。童具館長・和久洋介氏によりますと、日本へは奈良時代に、インド・中国を経て 伝承されたそうです。
日本のお手玉にもいろいろありますが、これは良く使われる、扱いやすい「座ぶとん型」です。ほかにも伝統的なものに「かます型」「俵型」「枕型」などがあります。
お手玉の呼び名も地方によっていろいろですが、わらこの故郷、遠州では「おじゃみ」といいます。
「ホイ、見てご。これ、わらこン作った『おじゃみ』だに。かわいいらー。むかしょー思いだいてやってみるでね。♪おひぃ〜〜とおぅつ〜〜????? アレ…そのあと、何だっけか…わすれたー!」
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材 料(1個分)
●もめん布2種 4.5×9.0cm 各2枚
●小豆 40g
作 り 方
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(1)もめん布2種 4.5×9.0cmを2枚づつ計4枚使います。 |
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(2)布を中表にして図のように「イ」から縫い始めます。縫い代は0.3cmです。「イ」の最後0.3cm残して方向転換し「ロ」へと縫い進みます。「ロ」も最後0.3cm残して方向転換し「ハ」へと縫い進みます。「イ」から「ハ」まで糸を切らないで続けて縫います。
ココでのポイント
●縫い始めは一針「かえし縫い」をしてスタート。
●角で方向転換するとき形がしっかりするよう一針「かえし縫い」をします。
●「ハ」を縫い終ったら最後に一針「かえし縫い」をして玉止めし糸を切ります。 |
実物はこのようになります。同じものを2つ作ります。
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(3)2つをこのようにたたむと縫いはじめの位置がみつけやすくなります。赤い矢印のところから縫いはじめます。一針「かえし縫い」をしてスタート。縫い代は0.3cmです。
一辺が終ったら角で一針「かえし縫い」をして方向転換します。最後の一辺を残すまで続けて縫いすすみます。最後、一針「かえし縫い」をして玉どめし、糸を切ります。
最後の一辺は小豆を入れるためあけておきます。
(4)表にかえし、形をととのえます。 |
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(5)縫い残したところから、小豆40gを入れます。この時、紙をまるめてじょうごのようにすると簡単に入れられますよ。
(6)入り口を「本ぐけ縫い」でとじます。(入り口の縫い代を折ってそろえ、待ち針を打ちます。向こう側の縫いしろをすくったら、こちら側の縫いしろをすくいます。それを交互にしてとじていきます)針目は本縫いの針目と同じ位にします。これでお手玉のできあがり!
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もうちょっと簡単なお手玉 |
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最初に紹介した四枚はぎのお手玉は最もお手玉らしい雰囲気があります。
でもちょっと難しく、手間もかかりますよね。
もっと簡単に作ろうと思って作ったのがコレです。手でさわった感じは四枚はぎのお手玉とそんなに変わりません。ミシンで縫えますので簡単ですよ。 |
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材料(1個分)
●木綿地 10×19cm
●ペレットまたは小豆 40g
作り方
(1)木綿地を中表に半分に折ります |
(2)
左図のようにミシンで縫います。
縫い始めと縫い終りは返し縫い、縫い代は0.5cm。 |
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(3)
角をつまんで待ち針が打ってある方向にミシンで縫い、マチを作ります(ミシンで縫う長さは3.5cm)
縫い始めと縫い終りは返し縫い。横に縫った糸の上も返し縫いしておきます。
次に縫い代0.5cmを残して四隅の三角を切り落とす。
これがポイントです。三角が残っていると触り心地に影響します。
(4)縫い残したところから表にかえします。
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(5)
小豆またはペレット40gを中に入れます。(紙を丸めてじょうごのようにすると入れやすいですよ)
写真の左上は小豆、白いのはペレット。(ペレットは手芸屋さんにあります。値段は300g入り230円位)
(6)縫い残したところを縫いとじてできあがり! |
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