みのむし君 |
石粉粘土で作るかわいい小物 |
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最近は「みのむし」をみかける事もほとんど無くなりました。子どもの頃は木にぶら下がっているのをよく見ました。
私の記憶では、近所のおじいさんが「みのむし」の「みの」で作った「タバコ入れ」の袋を持ってました。「みのむし君!せっかく作ったのに袋から放り出されちゃったんだね」そんな「みのむし」を想いながら「みのむし君」を作りました。
「みのむし」は「みのが」という蛾の幼虫です。「みのむし」には幾つかの種類がありますが、一番大きなのは「おおみのが」です。「みのむし」らしい「みのむし」、これは「おおみのが」の「みのむし君」です。
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近くの公園で枯れ枝を拾ってきて花瓶に差し「みのむし君」をぶら下げました。枯葉も拾ってきて2枚をボンドでつけました。部屋の中はこれだけで晩秋〜冬の雰囲気です。
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作 り 方
粘土制作のミニ知識はこちら
材 料
●石粉粘土(アーチスタフォルモ)
●絵の具
●ニス(つや出し)
●木工ボンド(使わないかもしれない)
道 具
●千枚通し(竹ぐしでも可)
●麺棒(すりこぎでも可)
●はさみ
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ポイント
(1)木工ボンドは最後の仕上げにつかいます。形を制作する時ボンドを使わないでね。絵の具がのらなくなりますから。粘土がぬれていれば水がボンドのかわりになります。水をちょんちょんと付けて粘土を付けてね。
(2)つや出しのニスは水性のものが便利です。水性は筆が水で洗えます。乾燥後は耐水性の透明の被膜になります。 |
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造形
(1)
小指に粘土を付けて「みのむし」を入れる袋を作る。「みのむし」に直に小枝片を付けてもいいけど、この方がイメージがわきます。 |
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(2)
袋の中に「みのむし君」を入れて、「みのむし」に虫らしい模様の横すじを入れます。(千枚通しか爪楊枝で)
目は指先で少量の粘土を丸めて少しだけ押しつぶす(おせんべみたいにぺちゃんこにしないでね。少しだけね)目は水をノリ替わりにして付けます。 |
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(3)
粘土を麺棒で平らに伸ばし、千枚通しを引いて細く切ります。またはカットローラーで切ります。 |
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(4)
ハサミで(写真左のように)短く切って蓑の小枝片を作ります。 |
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(5)
小枝片を「みのむし君」が入っている袋につけます。水をノリの替わりにします。水を指先でちょんちょんと付けて小枝片を付けてね。
小枝片を1本利用し、U字型を作ります。U字型はさかさまに付けて糸通しにします。(目立たないようになるべく蓑の小枝片に同化させます。着色時も小枝片と同じ色に塗ります) |
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乾燥
数日、風通しの良い所で乾燥させます。
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着色
(1)
「みのむし」は黒に近い茶色の絵の具を薄く溶いて塗ります。いきなり濃い色で塗らないでね。一度塗って薄いなと思ったら、もう一度塗り重ねます。
(2)
蓑の小枝片は3種類位の茶色を使っています。(黄土色、赤茶色、焦げ茶色)
(3)
「みのむし君」の目は裏も表も黒目を丸く描きます。(黒目を描く前に目全体を白に近い肌色で塗っておきます。完全に乾いたら黒目を描きます) |
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ボンド付け
「みのむし君」の目は制作中、水をのり代わりにしてつけますが、接着面が少ないので乾燥中取れてしまう事があるかもしれません。その場合は取れたまま乾燥させます。ボンドで付けるのは色塗りの後にします。 |
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ニス塗り
絵の具が完全にかわいたら仕上げにつや出しニスをぬります。
最後に、U字型に糸を通してできあがり。 |
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