七草がゆ・三色だんご・柏餅・お月見だんごの作り方
年間行事の基礎知識
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知識の袋…行事
●お正月/おせち・おとそ・元旦とは
●春の七草/七草がゆの作り方
●豆まき
●恵方巻き
●ひなまつり/飾り付けの時期/片付け方
●お花見/三色だんごの作り方
●子どもの日/柏餅の作り方・他

●入梅
●土用の丑の日
●秋の七草
●お月見/お月見だんごの作り方
●七五三
●大晦日/年越し蕎麦・除夜の鐘


●お正月
おせち
お正月は年間にいくつかある節句の中でも最も大切な神事だったので、その間は煮炊きをせず静かにすごすためおせちを重箱に詰めたともいわれています。本格的なおせちは四段重ねですが、今では三段が普通になっています。一般的に一の重には口取り、二の重には焼き物や酢の物、三の重には煮物を詰めます。
お正月のお膳では、お箸は「柳箸」を使います。柳は「家内喜」とも書き、おめでたい木と言われています。「柳箸」は柳で作った白木の箸で、どちらを口に入れてもよいように両端が細くなっています。それは片方は神様が、もう片方は人間が食べるためとされているからです。

おとそ
「とそ散」という数種の薬草の組み合わせを日本酒かみりんに浸したもの。元旦に飲むと災厄をはらい、寿命を延ばすといわれています。杯は三つ重ねですが、多くは上の杯だけを使います。「とそ散」はデパート、薬局などで買い求め、大晦日に日本酒かみりんとともにお銚子に入れお供えしておきます。

元旦とは
元旦とは1月1日の朝のことをいいます。「元」は初めという意味で「旦」は朝という意味です。ですから1月1日は元日であって、元旦ではありません。
年賀状に書く場合は「平成□□年元旦」または「200□年元旦」が正解で、「平成□□年1月元旦」とか「200□年1月1日元旦」は間違いです。

●春の七草/七草がゆの作り方
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ

正月7日に七草でお粥を作って、その年の無病息災を祈ります。また忘年会、お正月、新年会ととかく食べ過ぎ飲み過ぎで酷使した胃腸を癒すという意味もあります。
七草は七種とも書きます。

「七草がゆ」の作り方


●豆まき
夜になったら、家の外に向って「鬼は外」、家の中に向って「福は内」と2回づつ唱えながら豆をまきます。まき終ったら、すぐに戸締まりをし、鬼が戻ってこられないように、福が逃げていかないようにします。そして「年齢の数プラス1個」(数え年分)の豆を食べて無病息災を祈ります。

全国から追い出された鬼はどこへ?
奈良県の金峯山寺(きんぷせんじ)では全国から追い出された鬼を迎え入れ、山伏が投げる法力(ほうりき)をもった豆によって鬼が平伏すると「福は内、鬼も内」と唱えます。

●恵方巻き
恵方を向いて太巻き寿司を無言のまま丸かぶりで食べ、1年の無病息災と商売繁盛を願います。巻き寿司は「福を巻き込む」の意味から、切らずに丸かぶりするのは「縁を切らないため」といわれています。
もともとは関西地方や愛知県で行われていた風習ですが、最近では全国的に広まってきました。
恵方とは、毎年の干支から良いと定められた方角の事で、その年は年神様がその恵方にいるとされています。


●ひなまつり/飾り付けの時期/片付け方
ひなまつりは「桃の節句」ともいわれ、女の子の成長としあわせを願うお祝いの祭りです。雛人形の飾り付けの時期は2月10日〜20日頃が一般的。ひなまつりが終ったらなるべく早くしまわないと娘の縁談がおくれるといういい伝えがあります。

★男雛と女雛はどっちが右?左?
地方によって多少異なります。京都では向って右に男雛、左に女雛を、京都以外ではその逆に飾る事が多いようです。

★雛人形の片付け方
天気のよい日の午前中風通しのよいところに置いて充分湿気をとります。次に筆の穂を根元までほぐし、細かいところまでほこりを丁寧に払います。汚れがみつかったらガーゼなどのやわらかな布で軽くこすって落とします。水気は禁物です。手入れがすんだら顔や手や冠などをうすくはがした脱脂綿でくるみ一品づつ紙につつんで箱に入れます。防虫剤をいれて風通しの良い所に収納します。


●お花見/三色だんごの作り方
もともとお花見は農作物の神様を迎えるために山野にでかける宗教的な行事でした。
今では宗教的な意味あいは薄れ、桜の木の下で花を見ながら飲食を楽しむという催し物になっています。

★お花見に持っていきたい「三色団子」の作り方
材料(6〜8本分)
上新粉160g  白玉粉40g 砂糖60g 熱湯200cc 食紅少々 抹茶小さじ1 竹串6〜8本 

(1)上新粉、白玉粉、砂糖をボールに入れ、熱湯を少しづつ加えながらよく混ぜ、耳たぶ位の柔らかさにする。
(2)ラップをかけて電子レンジで3分加熱する。
(3)水でぬらしたすりこぎで(2)の生地をつく。
(4)生地を3等分し、ひとつには少量の水でといた食紅を、別のひとつには少量の水でといた抹茶を混ぜ合わせる。残りのひとつはそのまま使う
(5)3色の生地を各々6〜8等分し、手の平でまるめる。
(6)竹串に刺してできあがり。白を真ん中にすると色のバランスがよい。


●子どもの日/柏餅の作り方・他
強く、勇ましい男の子に育つ事を祈って大空に鯉のぼりを泳がせたり、りりしい五月人形を飾ります。昭和23年から男女の別なく子どもの幸せを願う「子どもの日」になりました。

★鯉のぼり
昔の中国で、鯉が滝を登ると龍になるという伝説から「立身出世のシンボル」としてあげられるようになりました。また、鯉のぼりは天の神様に男の子の誕生を知らせて「この子を守ってください」とお願いするための目印ともいわれています。五色の吹き流しは「赤・青・黄・白・黒(紫)」で魔よけの意味があります。
一般的には竿の先に回転球と矢車を取り付け、その下に吹き流し、真鯉(まごい/黒)、緋鯉(ひごい/赤)、子鯉(こごい/青)を付けます。竿は真鯉の約2倍の長さが必要です。飾るのは4月下旬頃からがよいでしょう。

★背くらべ
「♪ご〜がつ いつか〜のせいく〜らべ〜」と歌に歌われた「背くらべ」柱に傷をつけたくなかったら、背の高い本棚などを代用してはいかが?

★柏餅・ちまき
柏餅…柏の葉は次の新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、子孫が絶えないようにという願いが込められています。

ちまき…毒蛇にたとえられ、食べて免疫を作り、悪病災難を除くという願いが込められています。

 柏餅の作り方
材料(4個分)
上新粉 80g/砂糖 大さじ1/熱湯100cc/餡100g/柏の葉4枚

(1)上新粉と砂糖を耐熱容器に入れ、熱湯を少しづつ加えてだまにならないよう箸でかき混ぜる。手で触れられる位の温度になったら、手で
ひとまとめにしてラップをかけ、600Wの電子レンジで30〜60秒加熱する。

(2)レンジから出し、もう一度かき混ぜる。再び電子レンジで1分加熱してから、水でぬらしたすりこぎなどで、なめらかになるまで生地をつく。

(3)↑(2)を水で濡らした手でこねてひとつにまとめ、4等分する。餡も4等分し、それぞれを丸めておく。

(4)生地をひとつ手にとり、手の平と指で平らにのばし、餡をのせて口を閉じる。柏の葉の表を内側にしてくるんでできあがり。


●入梅
立春から数えて135日目を入梅といいます。暦の上ではこの日から梅雨ですが、細長い日本、北と南では気候も違うので、気象庁の発表する「梅雨入り宣言」が目安となります。

★てるてる坊主(江戸式)
(1)てるてるぼうずを作り、軒下に吊るす。
ティッシュ4〜5枚/白布(ハンカチ大)/輪ゴム/ヒモ

ティッシュをまるめて白布をかぶせ、首の部分を輪ゴムで結ぶ。輪ゴムにヒモを通し、軒下に吊るす。

(2)晴れたらお礼の印に、油性ペンで目鼻口を書いてあげる。
(3)お酒を頭からかけてあげ、よくお礼を言ってから、燃えるゴミの日に出す。(昔は川に流していた)


●土用の丑の日
7月20日頃。
立秋前の18日間(または19日間)を夏の土用といい、その間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」と言います。
土用といえばうなぎ。肌によく、疲労回復に効果のあるビタミンA、Bがたっぷり含まれています。

★うなぎの蒲焼き…関東と関西のちがい
関東…背開きにして2つ3つにに切り分けたのち竹串を打ち、まず皮から焼く。この白焼きを蒸し器で蒸して余分な油を落とし、再度タレをつけて焼きます。武士文化の残る関東では「腹を開く=切腹」で縁起が悪いとされています。
関西…商人の文化をもつ関西では「腹を割って話せる事はよい事」とし、腹開きにします。頭、背びれ、尾ひれがついたまま金串にさして焼きます。蒸しは入らず、白焼きからタレをつけて焼きます。


●秋の七草
春の七草は味わって楽しみますが、秋の七草は見て楽しみます。
9月の十五夜に飾り、月見団子や栗や果物とともにお灯明を供え、中秋の名月とともに鑑賞します。

覚え方=お好きな服は?(NHK教育テレビより) 
 お…おみなえし
 す…すすき
 き…ききょう
 な…なでしこ
 ふ…ふじばかま
 く…くず
 は…はぎ


●お月見/お月見だんごの作り方
お月見の行事は十五夜(9月中旬の満月の夜)と十三夜(10月中旬の満月の夜)の2回あり、ともに、その年の収穫を月に感謝する意味があります。

お月見だんご
普通は12個、うるう年には13個の米の粉で作ったお団子を「三方(さんぽう)」にのせて、月見台の上に飾ります。十五夜にちなんで15個のお団子を飾るところもあります。(「三方」は胴体に穴の無い方が表、折敷(おだんごをのせる上皿にあたる部分。おしきと読む)の側板に綴じ目のある方が裏)

お月見だんごの作り方
上新粉150gに熱湯180ccを注ぎ入れしゃもじでかき混ぜる。手でさわれる位の温度になったら力を入れてこねる。20等分してお団子に丸める。蒸し器にぬれ布巾をしきお団子を等間隔に並べ、蒸し器に布巾をかぶせフタをして強火で10分蒸す。フタからはみだした布巾の4隅はふたの上に持ち上げておきましょう。


●七 五 三
11月15日前後に行われます。
三歳と五歳の男の子、三歳と七歳の女の子を近くの神社にお参りさせ、その成長と将来の幸福を祈ります。


●大晦日/年越し蕎麦・除夜の鐘

晦日とは毎月の最後の日のことです。一年の最後の日なので12月31日を大晦日といいます。

★年越し蕎麦
大晦日には家族揃って年越しそばを食べるのが習わしです。蕎麦のように腰が強く、長くしあわせに暮らせるようにとの願いがこめられた風習です。また、蕎麦によって五臓のけがれを取るという意味もあります。年越しそばは大晦日のうちに食べます。年が明けてから年越しそばを食べるのは縁起が悪いといわれています。

★除夜の鐘
人間の悩みや苦しみである煩悩(ぼんのう)は108つある、という仏教の教えからきたものです。
煩悩を取り去り、清らかな心で新年を迎えるために、年内に107つ、新年に最後のひとつ、鐘をつきます。